(質問)
住宅購入時には買主が住宅診断(ホームインスペクション)を第三者の専門家に依頼することが多いです。
その診断の現場に買主が立会って、診断の様子を見て、現場で直接、一級建築士やホームインスペクター(住宅診断士)といった専門家から診断結果の説明を受け、アドバイスも聞き、そして質問などもすることができれば、買主にとってより有意義なものとなります。
しかし、どうしても買主が住宅診断(ホームインスペクション)のときに現場で立ち会えないときがあります。たとえば、対象物件を購入する前の診断で、他の購入検討者との競合などの事情で急ぎ、診断したい場合などのケースが考えられます。
急ぐものの、買主にも仕事があり、住宅診断(ホームインスペクション)への現地立会いのために休暇を取れないという現実は少なくありません。そのようなとき、買主はどうすればよいのでしょうか?
住宅診断(ホームインスペクション)に関するQ&Aの回答
もちろん、買主本人が住宅診断(ホームインスペクション)の現場に立ち会うことが理想ですが、どうしても無理な場合、以下の方法が考えられます。
- 夫婦のいずれかのみでも立ち会う
- 身内の誰かが立ち会う
- 住宅診断(ホームインスペクション)のレポートをしっかり確認する
- 住宅診断(ホームインスペクション)の終了後に担当者から口頭で説明を受ける
上記のうち1つを実行すればよいというよりは、上記のうち可能なことを全て実行するように調整することをお奨めします。
住宅診断(ホームインスペクション)の活用にあたっては、その調査範囲や調査結果のニュアンスを知ることも大事ですから、上記の対処方法を簡単に選択せず、できれば本人が立会うことを優先に考えてください。