中古住宅を契約する前に行うアネストの中古住宅診断(ホームインスペクション)のご案内です。
中古住宅診断(ホームインスペクション)の対象物件
中古住宅を契約する前に行うアネストの中古住宅診断(ホームインスペクション)のご案内です。一戸建てもマンションも対象となっております。多くの場合がご契約前にご利用頂いておりますが、ご契約後かつ引渡し前に診断を依頼することも可能です。
対象となる建物の構造種別は以下の通りです(但し、用途は住居に限る)。
- 木造(在来工法・枠組壁工法など)
- 鉄骨造(重量鉄骨造・軽量鉄骨造)
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- 混構造(RC造+木造など)
- ハウスメーカーのプレハブ工法
対象の方
主に買主(購入予定者を含む)を対象としたサービスです。売主や不動産業者が住宅診断(ホームインスペクション)を実施済みの場合も多いですが、それらは売るために都合の悪い情報が隠ぺいされている事例がいくつも確認されているため、買主が別途で自ら依頼した方がよいです。
劣化状態と施工不良の確認
中古住宅診断(ホームインスペクション)では、建物の劣化状態の調査が中心ですが、新築時の施工不良も確認を行っております。劣化状態については、築年数相当の劣化具合なのか、築年数よりも劣化が激しいのかがポイントになります。
また購入してすぐに大きな瑕疵があり、その補修工事に大きな費用負担が生じることがないように、リスクを抑えるためにご利用頂いております。床下や屋根裏も診断の対象となりますが、建物によっては点検口等がなく床下や屋根裏を確認できないこともあります。
中古住宅診断(ホームインスペクション)の調査とは?
アネストが行う中古住宅診断(ホームインスペクション)の調査は、2003年の創業時から積み上げてきた実績・経験と多くの一級建築士の知識をベースとして作成された診断マニュアルやチェックリストに基づいて行われます。
これは、国交省の既存住宅状況調査方法基準を網羅したものですが、この基準では大事な項目がいくつも抜けていたり、劣化事象の判断が甘くて買主に不利な点があるため、アネストのマニュアルはこの基準よりも詳細な調査を行っています。その調査範囲や調査方法などをご紹介します。
調査箇所・範囲
【建物外部】
基礎、外壁、軒裏が対象です。屋根は敷地上やベランダから目視確認できる範囲で簡易的に調査します。
【建物内部】
玄関・廊下・トイレ・洗面室・浴室・居間(リビング)・台所・居室等の各スペースにおいて、床・壁・天井・建具・設備が対象です。収納内部も対象ですが、所有者が収納内の確認を拒否する場合は除外となります。
床下点検口、天井点検口、小屋裏点検口の内部を確認できるときは対象です。但し、床下及び小屋裏内部へ進入調査を希望する場合、別途オプションとなります。
調査方法
- 目視・触診・歩行感触
- 打診(打診棒等を使用した調査)
- 傾斜測定(オートレーザー等を用いた調査)
- 含水率の測定(水分計を用いた調査)
よく発見される不具合等(中古一戸建て編)
住宅診断(ホームインスペクション)の実績が豊富なアネストによってよく発見されている不具合の事例は以下の通りです。赤字は特に多く確認される事象です。
【基本構造部・耐震性に影響があるもの】
- 基礎のひび割れ(外部または床下側)
- 壁・床の傾き
- 壁・天井のひび割れ
- 床下における土台・大引き等の著しい劣化・腐食
- 床下における構造金物の緩み・著しい錆(鉄骨造の場合はボルトを含む)
- 屋根裏(小屋裏)における梁・柱等の著しい劣化・腐食
- 屋根裏(小屋裏)における構造金物の緩み・著しい錆(鉄骨造の場合はボルトを含む)
- ※傾きやひび割れの程度によっては、基本構造部・耐震性に影響がないこともある。
【雨漏りリスクが懸念されるもの】
- 外壁の継ぎ目のひび割れ
- 外壁におけるサッシ・排気口等の開口部周りのシーリングの著しい劣化
- 外壁における配管貫通部周りのシーリングの著しい劣化
- 基礎における配管貫通部周りのシーリングの著しい劣化
- ベランダの床・立上り部分の防水層等の著しい劣化
- ベランダの手すり壁と外壁の取合い部の著しい劣化
- ベランダの笠木の著しい劣化
- 天井・壁の染み(漏水跡)
- サッシ周りの染み(漏水跡)
- 出窓周りの染み(漏水跡)
- 天窓周りの染み(漏水跡)
- 屋根裏(小屋裏)の染み(漏水跡)
※雨漏りの影響程度によっては、構造部の問題にもなっていることがある。
※染み(漏水跡)は雨漏り・結露・その他のいずれが原因が判断できないことも多い。
【その他の不具合等】
- 床下または屋根裏(小屋裏)における断熱材の著しい劣化(又は断熱材が設置されていない状況)
- 配管(給水・排水)の接続不良や漏水
- 換気ダクトの外れ
- 建具の動作不良
- 基礎表面の染み・ジャンカ
- 外壁材の著しい劣化
- 屋根材の著しい劣化
※建具の動作不良は、その他の症状(傾斜・ひび割れ等)の有無や状況次第では、基本構造部・耐震性に影響があるものと判断されることもある。
※外壁材や屋根材の著しい劣化は、状況次第では雨漏りリスクが懸念されることもある。
床下や屋根裏(小屋裏)で確認される重要な不具合等も多いため、これらの調査(オプション)も実施することを推奨しています。
よく発見される不具合等(中古マンション編)
【共用部で確認されるもの】
- 基礎の著しいひび割れ
- 外壁の著しいひび割れ
- 外壁材(タイル等)の著しい剥離・欠損
※基礎や外壁の著しいひび割れは、基本構造部に大きく影響するものとそうでないものがある。
※外壁材の著しい剥離・欠損は、建物の耐久性や雨漏りの懸念があるものとそうでないものがある。
【専有部・専用使用できる共用部で確認されるもの】
- 床・壁の傾斜
- 壁・天井のひび割れ・亀裂
- 玄関ポーチ周りのひび割れ
- バルコニーの床・立上り部分の防水層等の著しい劣化
- 換気ダクトの外れ
- 建具の動作不良
※壁・天井のひび割れは、基本構造部に大きく影響するものとそうでないものがある。
オプション対応
アネストでは、中古住宅向けに以下のオプション調査等の対応も可能ですので、お気軽にご相談ください。
- 床下・屋根裏の詳細調査
- 耐震診断(木造住宅に限る)
- フラット35の適合証明書の発行(対応エリアの限定有)
- 中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)
- その他、専門機材を用いた調査
診断の担当者
アネストが行う中古住宅診断(ホームインスペクション)は、必ず、一級建築士と既存住宅状況調査技術者の2つの資格を有した者が担当します。
アネストによる中古住宅診断(ホームインスペクション)の具体的な調査内容、報告書のサンプル、料金等は以下のページにてご確認ください。