どうもこんにちは、ザク男爵でございます。
住宅診断(ホームインスペクション)を受けるときは、
・新築住宅を建てるとき
・中古住宅を購入するとき
だけだと思っていませんか?
もちろん新築・中古のマイホームを購入するとき、住宅診断(ホームインスペクション)はとても役に立ちます。
しかしお言葉ですが、住宅診断を活用するシーンは、マイホーム購入時だけではございません。
住宅診断はハウスメーカーではない第三者が家の状態をチェックするので、家の定期点検にピッタリなのです。
「最近、床がきしむけど、床下になにかいるのかしら・・・?」
「新築時より室内が寒くなった気がするけど、もしや断熱材に不具合とか・・・?」
マイホームを買って長年暮らすと、いろいろと不具合を感じるものです。
住宅診断ならハウスメーカーとは違った中立的な視点で、家の状態がチェックできます。
そこでこの記事では、住宅診断(ホームインスペクション)が役に立つシーンをご紹介させて頂きます。
「あ、これ、うちのこと!」
と思ってしまう身近なシーンが、盛りだくさんでございます。ぜひ最後までご覧下さいませ。
こんなシーンで役に立つ!住宅診断の利用目的!
住宅診断を利用するのは、マイホームを買ったときだけではありません。
マイホームを買ってからも、あなたの身近なパートナーとして住宅診断は活用できるのです。
事例としては、次のシーンがございます。
新築購入後の定期点検のため
新築マイホームを購入時に住宅診断(ホームインスペクション)を受けたあと、定期点検の意味をかねて住宅診断を受ける方は多いです。
ハウスメーカーの定期点検とは別に、住宅診断を受ける意味は3つあります。
- ハウスメーカーではない、中立的な立場で状態をチェック・アドバイスしてくれるから。
- ハウスメーカーの定期点検のペースではなく、必要なタイミングで実施できるから。
- だれか1人の意見ではなく、複数の意見を比較して考えられるから。
ハウスメーカーも定期点検を実施してくれますが、やはりそれだけでは足りないのですよね。
どうしてもハウスメーカー寄りの点検になりますし、点検のタイミングも選べません。
住宅診断なら中立的な立場で点検がしてもらえ、家の状態が気になったタイミングで診断が受けられます。
そのためハウスメーカーの点検にプラスする形で、マイホーム購入後に住宅診断(ホームインスペクション)を利用される方が多いのです。
長期優良住宅の定期点検のため
最近では長期優良住宅を取得した家も増えましたが、ご存知ですか?
長期優良住宅はマイホーム購入後、5年、10年、15年、20年のタイミングで定期点検が必要なのですよ。
もし定期点検を受けなかった場合、長期優良住宅の認定が取り消されることもございます。
そのため長期優良住宅の定期点検として、住宅診断を受ける方もいらっしゃいます。
建てたハウスメーカーではなく外部に依頼することで、「中立的な意見が聞ける!」と評判です。
新築時の売主(不動産会社)や建築会社の倒産が心配だった
住宅診断は、新築時の売主(不動産会社)や建築会社(ハウスメーカー)の倒産の知らせを聞いた方が受けることもあります。
不動産会社やハウスメーカーが倒産する背景には、大規模な欠陥・不祥事があったかもしれません。
しかしマイホームを買った不動産会社、ハウスメーカーが倒産することは、直接的にはあなたが買ったマイホームの欠陥とは無関係です。
・・・ですが、気になりませんか?
「○〇ハウスメーカーで大規模な欠陥があったけど、うちは大丈夫なのかな?」
「○○不動産が倒産したけど、それって欠陥住宅が原因だったのでは?うちは大丈夫?」
車の不具合は、すぐにリコールがかかります。
しかし住宅はほかの物件に欠陥が見つかっても、リコールはありません。家の不具合は、自分で発見するしかないのです。
そのためハウスメーカーの倒産を知ったとき、住宅診断を利用される方がいらっしゃいます。
住宅診断を受けることで、「自分の家は大丈夫だった!」という大きな安心が得られます。
中古住宅を購入するときに、住宅診断を受けなかったから。
住宅診断を受けるべきタイミングは、マイホームを購入するときです。
とくに中古住宅では家の状態は物件によりピンキリなので、購入前の診断をおすすめしています。
現在の中古住宅の取引では、不動産会社から「住宅診断を受けるかどうか?」の確認があります。
ですが住宅購入時は忙しかったり、そもそも住宅診断を知らなかったりと、受けるタイミングを逃してしまうのですよね。
そのため中古住宅を購入してから、住宅診断を受ける方がいらっしゃいます。
「気に入った物件だから買っちゃったけど、本当に大丈夫なの?」
という購入してから気になる不安は、住宅診断で解決できます。
長年住んでいて、ひび割れや傾きなどが気になってきたから
住宅診断は、マイホームを購入してから長年住んでいる方にもおすすめです。
家は時間とともに劣化していきます。新築時は問題がなくても、築年数が古くなると不具合が起きるのはよくある話です。
長年住んでいてひび割れ、傾きが気になってきたら、住宅診断を受けることをおすすめします。
住宅診断を受けることで、
・どれくらい問題のある不具合なのか?
・なにが原因で不具合が起きているのか?
・解消するには、どうしたらいいのか?
ということが分かります。
家の不具合は1人で悩まずに、誰かに相談すると気持ちがラクになりますよ。
リフォーム時に一緒に補修すべき点を知るため
住宅診断は、リフォーム時にも役に立ちます。
リフォームの見積もりを取るときに、リフォームすべき点(補修すべき点)が分かるからです。
リフォームをするならば、1回の工事で複数のリフォームを同時にした方がコスパがよくなります。
事前に住宅診断を受けるとことで、部分的なリフォームではなく、総合的なリフォームができます。
また大変残念なお話なのですが、リフォーム会社の中には悪質な会社もございます。
本来はリフォームの必要がないのに、「ここはリフォームしないとダメです!」とせまり、リフォーム工事費を上げるケースがあります。
このとき住宅診断を受けておくと、本当にリフォームすべき点が分かるので、悪質業者につかまりません。
建て替えかリフォームを迷っていて参考にするため
リフォームを検討するとき、建て替えか、リフォームか、どちらにすべきか迷うことが多いです。
その原因はハウスメーカー、リフォーム会社で言うことがかみ合わないことにあります。
ハウスメーカー:「リフォームするなら、建て替えた方が早いですよ。費用も変わりませんし。」
リフォーム会社:「まだリフォームでイケますよ。建て替えるより安いですし。」
ハウスメーカー、リフォーム会社も、自社の商品を売りたいのは当然です。
営業マンは自分の成績(給料)に直結するので、売れる見込みがあるなら全力で営業します。
ですが私たちとしては、迷ってしまうのですよ。「つまるところ、どっちですか?」と。
そこで住宅診断が役に立ちます。
ハウスメーカーでもリフォーム会社でもない、住宅診断専門の会社がチェックすることで、中立的な意見が聞けるのです。
まだまだある!こんな目的にも住宅診断は役立ちます!
住宅診断は、多くのシーンで役に立ちます。
なかには「え?こんなときも!?」と思うケースもあるので、ご紹介させて頂きましょう。
自宅に車が突っ込んできて影響が心配
「自宅に車が突っ込んできた」
そんなまさかと思いますが、あるんですよ、そのまさかが。
自宅に車が突っ込んでくると、家は大きなダメージを受けます。
みえる部分だけでなく、みえない部分もダメージを受けている可能性があります。
相手の保険会社に対応を任せると、見える部分だけの保証で終わってしまうかもしれません。
これではあとから見えない部分のダメージが問題になっても、泣き寝入りになってしまいます。
そこで役に立つのが、住宅診断でございます。
車がぶつかったダメージを、住宅診断で正確にチェックします。
その結果、見えない被害をみつけることができ、きちんと保証してもらえるのです。
これで引き続き、安心して暮らせますね。
雨漏り、水漏れが生じたから
住宅診断を受けるタイミングは、雨漏り・水漏れが見つかったときです。
雨漏り、水漏れの進行状況によっては、家がカビ、白アリなどの被害を受けていることも考えられます。
住宅診断では、水の浸入経路の確認は調査に含まれません。(もちろん別途雨漏り調査を依頼することもできます)
ですが雨漏りを見つけたタイミングで住宅診断を受けることで、ほかの部分に被害が出ていないか、調べることができるのです。
雨漏りによる影響は家の広い範囲にあらわれるので、このタイミングでの診断がおすすめです。
同じ分譲地のほかの住宅で欠陥が見つかったから
同じ分譲地で買ったほかの家に欠陥が見つかったとき、住宅診断を受ける方もいらっしゃいます。
同じハウスメーカーで同じ時期に建てた家が欠陥住宅だったら、「自分の家も欠陥住宅かもしれない・・・」と、不安で夜も眠れません。
漠然とした欠陥住宅への不安は、住宅診断を受けることスッキリ解決できます。
不祥事を起こしたばかりのハウスメーカーの点検ではない、第三者の立場での点検を受けることでマイホームの状態が正確に分かります。
「自分の家には欠陥はなかった!よかった!!」
第三者の診断があれば、夜も安眠でございます。
まとめ:住宅診断が役に立つシーンは多い!
住宅診断は、もちろんマイホーム購入時に受けるのもおすすめです。
ですが住宅診断がお役に立つのは、それだけではないのです。
- 新築購入後、定期点検のため
- 長期優良住宅の点検のため
- 不動産会社、ハウスメーカーの倒産が心配だったから。
- 中古住宅を購入するとき、住宅診断を受けなかったから。
- 長年住んでいて、ひび割れや傾きが気になってきたから。
- リフォーム時に一緒に補修すべき点を知るため。
- 建て替え or リフォームで迷っていて、参考にするため。
- 自宅に車が突っ込んできて、影響が心配なとき。
- 雨漏り、水漏れを生じたとき。
- 同じ分譲地でほかの住宅に欠陥が見つかったから。
住宅診断がお役に立つシーンを並べてみると、これほど多くのシーンで活躍するのですね。圧巻でございます。
住宅診断はマイホーム購入のときだけでなく、買ってからもおすすめです。
「最近、なんだか家の調子が悪いんだよな・・・」
と家の不具合を感じたら、1人で悩まずに、まずはお気軽にご相談くださいませ。
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